Faculty & Labs

Department of Environment and Sustainability, School of Environment and Sustainability

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Laboratories 地域環境デザイン研究室

教員

教授
清水 夏樹
専門分野
農村計画学、地域環境工学

豊かな生態系や歴史・文化を育んできた農村や農地や里山の環境は、ただ守られるだけでは時代を超えて残っていきません。環境の保全を、義務感ではなく、だれもが前向きに関わりたくなる心地よい体験や社会のしくみへと再構成する「関わりのデザイン」を研究の核に置いています。私が重視するのは、理論上の正解を追う座学にとどまらない、現場での試行錯誤です。「仮説を立てて試し、ふりかえり、よりよくして、また試す」。この愚直なサイクルを行政や企業、地域の人々、そして学生とともに重ねています。また、農村ツーリズムや特産品開発、景観保全の活動計画などを社会に実装。多様な人々が現場でいきいきと動くことができ、地域の価値が自然と次世代へ手渡されていくしくみを探究し続けています。

専門分野 農村計画学、地域環境工学
最終学歴 東京大学大学院 農学生命科学研究科博士後期課程修了
学位 博士(農学)
所属学会 農村計画学会、農業農村工学会、日本環境共生学会
出身高校 神奈川県立柏陽高等学校
主な受賞 農村計画学会奨励賞(論文)(2003.4)
農業農村工学会優秀報文賞(2019.5)
研究テーマ 農村や里山が長年育んできた価値を未来へつなぐため、「どうすれば、より多くの人が関心を持ち、主体的に関わってくれるか」を軸に、人と自然の新しいつきあい方を研究・実践しています。一言で言えば、「地域資源を活かした持続可能な地域社会づくり」。

1)見えていない「地域の価値」を掘り起こす
生きものや水・土・大気などの環境データ収集、土地利用や景観のGIS(地理情報システム)分析といった自然科学的なアプローチに加え、地域住民へのインタビューや古文書調査などの社会科学的な視点を融合。地域に眠る歴史的・文化的な潜在価値を可視化し、人々が関わるきっかけを発見します。

2)くわだて、試し、現場で動かす
行政、企業、地域住民と協働し、農村ツーリズムや体験型プログラムの企画、特産品開発など、人と人、人と自然が無理なく関わり合える具体的なアクションを設計し、実際の社会で試行します。

3)ふりかえりと改善で、時代を超えて循環するしくみに育てる
実践して終わりにせず、参加者の意識変化、地域経済への波及効果や環境負荷を細かく検証。「試す→ふりかえる→よりよくする→また試す」というサイクルを重ね、だれもが前向きに関わり続けられる「生きたしくみ」へと磨き上げます。
担当科目 基礎環境工学、SDGs論(共同担当)、環境政策論、資源循環工学、社会連携プロジェクトI・II、プロジェクトコミュニケーションI・II、フィールド・環境施設実習、ラボローテーション実習II
助手
三輪 泰生
専門分野
農村計画学

農村における農地利用や地域づくりについて研究しています。大学在学中から農村に移住し,自ら田畑の管理に携わってきた経験を生かし,現場で起きている課題を研究につなげることを大切にしています。地域の方々との対話を重ねながら,農地などの地域資源を将来にわたって生かすための仕組みを考え,地域の実情に即した計画づくりのあり方を探究しています。

専門分野 農村計画学
最終学歴 滋賀県立大学大学院 環境科学研究科 博士前期課程修了
学位 環境科学(修士)
所属学会 農村計画学会、農業農村工学会、日本環境共生学会
出身高校 山口県立豊浦高校
研究テーマ 人口減少や高齢化が進む中山間地域では,農地を誰がどのように維持していくかが大きな課題となっています。私は,地域計画の策定や農地利用調整に注目し,農家や土地所有者,行政など,農村に関わる人々の間で行われているコミュニケーションの過程を研究しています。特に,話し合いの場がどのようにつくられ,意向がどのように共有・調整されるのかを明らかにし,地域の実情に応じた農地利用と計画づくりの方法の提案を目指しています。

研究室

地域環境デザイン研究室は、農村・農地・里山など、人が手を入れ続けることで保たれてきた環境を対象に、その価値を未来へつなぐための「関わりのしくみ」を設計する研究室です。
どれほど豊かな自然や技術があっても、そこに関わる人の心が動き、行動につながらなければ、その地域のいとなみは途絶えてしまいます。当研究室が最も大切にしているのは、完璧な理論よりも「現場で動く人と社会」です。
私たちの研究のフィールドは、実際のまちや農村そのもの。データで読み解く客観的な眼差しと、現場で汗を流すリアルな実践の両方を行き来しながら、行政や企業、地域住民とともに「自分たちのアイデアで現場に変化を起こす」具体的なアクションを自分たちの手で動かしていきます。
環境問題を知識として学ぶだけではなく、常に地域とともに「新しい関わりのあり方」を生み出していく。自分たちのアイデアで現場に活気が生まれ、未来が変わる手応えを味わいながら、この場所でしかできない探究と実践に挑んでみませんか?